ヘルメット君の数学日記

ヘルメット君の中学受験が終わりました。次は大学受験までの数学を学びます。頑張っていこう!

数学の教え方.2

数学を好きになるのは、数学の中に潜む「美」を感じ取るからだと思います。それは、クラッシック音楽を聴いたり絵画を見て感じる美や雄大な自然美と通じるところがあります。しかし、これらの美を感じ取るにはそれなりに成熟することが必要ですし、視覚や聴覚に直接的には訴えない数学の美を感じ取る場合においてはなおさらです。

 

数学を好きになるのは最終的にはその美を感じ取るからだと思いますが、小学生や中学生にはまだまだその美を感じ取る力も弱いため、瞬間的な楽しさを簡単に与えてくるテレビやゲームに流れるのは当然だと思います。

 

そこでまず、自力で出来たことへの達成感と褒められた経験を増やすことから始めます。今僕がこの話の対象としているのは中学生以上の学年を想定しています。というのも小学生が学ぶ算数、とくに中学受験算数は論理よりもパターン認識、例えば速さの問題ではダイヤグラムを描き、立体の切り口の問題では角出し法、○○算はこのように解く、といった知識の当てはめ、パズル的なものも多く、数学とは趣きが異なるからです。

 

(つづく)